2月に入ってから、真冬の寒さよりは少し暖かい日が多くなってきたなあと思うのですが、やはりまだまだ寒いですな。というのも、樹脂パーツ製作でそう感じるんですよ。
タマルサンが使っている樹脂はエポキシ樹脂なんですが、この樹脂、冷たいと気泡が抜けづらく、綺麗に出来上がった!と思っても、よく見ると小さい穴が空いていることがよくあるのです。
最近も下記の売り切れ中のヘアピンを再入荷すべく、樹脂パーツを作ってるんですが、何回やっても穴が開いちゃうんですよ。樹脂が固まる前になんどもチェックしているのに。
一応、冬場の樹脂製作の対策として、樹脂をやる(私たちは樹脂を作ることを「やる」と言っています)ときは作業場をガンガンに温めるのですが、やっぱりね。失敗率が夏場に比べると大!
そして、シリーズによってもその失敗率に差がありまして、今日は樹脂失敗率ベスト3をご紹介しましょう。
まず第3位はつるくさシリーズ(青)
このシリーズは、紙にミシンで糸を縫い付けているのですが、どうもこの糸部分が空気を呼び込むのかなー。穴と気泡が抜けづらい!
第2位はモクラメシリーズ
このシリーズはこの木の模様部分が空気と穴を呼び込む性質のようです。これも冬場は1回でうまくいった試しがない。
さて堂々1位!飛び跳ねシリーズ
このシリーズはこの模様部分は布を使用しているんですが、厚みがね。厚みがかなりあるので、樹脂に入れると重すぎて沈んでしまうことがあるんですね。このシリーズは樹脂に布を浮かせて固めるタイプなので、沈んじゃだめなんですよ。気泡と穴がないぞ!と喜びもつかぬ間、沈んでしまうことがなんども。成功率は夏でも低め。
いかがでしたでしょうか。樹脂を扱うようになって、20年以上経ちますけど、今だに失敗はよくします。
しかし、失敗は成功の元。それを元にこんな商品も出来上がったので、まあよしとしましょう。
さて、これからまた樹脂作りに入ります。
(タマル1号)