ご覧の写真は、つまみ細工のつもり。
何年も前ですが、撫松庵という着物ブランドの展示会で、当店の着物小物を展示販売したことがあったのですが、(ここで当店を知った方も結構いらっしゃるのではないでしょうか)そこでですね、つまみ細工職人が実演販売をしてまして、私は、タマルサンのブースをそっちのけで、その様子を見学していたのです。
四角い小さな布をピンセットを使って折つつ、つまんで、糊板という糊が厚めに塗りつけられているところに挿す。
そんな見てる分には簡単な作業が延々と続いて、頃合いを見て、そのつまんだパーツを花の形にちょん、ちょん、ちょん、と接着して、あっという間に花簪ができあがるという、職人技がすばらしかったなあと今でも忘れられません。
で、さっきも書いたけど、見てる分には非常に簡単な動作なので、私もいずれはやるよ、やりたいな。などと思いつつ、他のことに忙殺されてできず、ようやっとここにきてやってみたわけです。
いやあ、まじ難しいよ。なにが大変て、布を折るまでは大丈夫なのよ。しかし、糊付けして、さらに糊板に挿すとですね、職人はそのつまんだ形のままをキープできてたのに、私がやるとなぜかふにゃ〜っとつまみが広がってつまみじゃなくなっちゃうのです。布がわるいんだか、のりが悪いんだか。私の腕ってことはないと思うんだけど。などと、うぬぼれつつも、グーグル先生に聞いてみるとやはり、そこが一番難しいようで、大概そこで挫折する人が続出。と書いてあった。と思う。
一応、私の目標としてはですね、このつまみ細工を使ったかんざしを作りたいのです。ぶら下がり飾りをこのつまみ細工にするとか。石や金属パーツの飾りよりも軽くて華やかになるんじゃないかなあと、早くできあがりがみたいものです。
こちらはウッドパーツとアゲート(染め)をぶら下げたかんざしです。この部分をつまみ細工にしてみるという感じです。
しばらくは、つまみまくって特訓をしたいと思います。上手になった頃に、いつの間にかもう商品になっているはず。ほほほ。
(タマル1号)