かんざしバレッタの作り方

「かんざしバレッタ」とは。
棒をかざりパーツに開いている穴に差し込んで、
その棒と飾りの隙間に髪を挟んで髪を留める、
バレッタの一種のような、
棒を使ってるのでかんざしの一種のようなそんなアイテムです。
たぶん、一般的にはそんな名前じゃないと思います。
じゃ、一般的な名前は何かと申しますと、「さぁー?」
としか申せません。
これって本当の名前はなんなんでしょうか。
まあ、わかったところで、多分当店では、「かんざしバレッタ」と呼ぶ事でしょう。
さて、今日はそのかんざしバレッタの作り方をご紹介します。
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まず、すでに選んでおいた(作っておいた)かんざしと
フェルティング用針、フェルティング用マットを用意します。
わたしも最近知ったのですが、原毛をフェルト状にする作業のことを、
フェルティングというらしいです。
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そして、そのかんざしに合う原毛を選びます。
選んだら、早速フェルティングです。
さて、このフェルティング、どうやるかと申しますと、
針で、原毛を挿す、挿す、挿す。
ひたすらフェルティング針でもって突き刺します。
この時、指を挿さないよう気をつけたいものです。
むろん、私は3回くらいは挿しました。
調子に乗りすぎると、やりますので要注意です。
これがまた針もくせ者で、すぐ折れます。
いや、上手なひとは、折りません。
調子に乗るタイプの方は折りやすいので、気をつけましょう。
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今回は、紫のグラデーションを楕円で表現しようと思います。
目算でフェルティングしてもいいんですけど、
テンプレートを使うともっと良い気がしたので、
今回は使いました。
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楕円ができあがったところです。
この楕円はあとでできあがりを見るとわかりますが、
ちょっと脇まではみ出した楕円です。
なんのこっちゃと思った方は、取りあえず出来上がり図もありますんで、
そちらをご覧下さい。
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次に、グラデーションなので、紫でちょっとピンクがかったのを
縁取りのようにフェルティングです。
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次に、普通はグラデーションといえば紫系のちょっと違う色を持ってくると
思いますが、そこはタマルサンなので、突然ミントブルーをフェルティングです。
しかし、この色はかんざしをよく見ていただければ、
そう突然でもないことがわかります。
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次に裏面をメインの紫でフェルティングです。
楕円がちょっと脇まではみ出しておるという意味もここでわかりますね。
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さて、3色フェルティングしたあと、
一体この裏面はどうなってるの?と気になる方に大サービス。
こんな感じです。裏面の原毛がちょっと飛び出しております。
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そして、残りの部分全部をフェルティングします。
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全部フェルティングが終わったら、
かんざしを差し込む穴を作ります。
これはハト目といいまして、鳩の目に似ているからそんな名前なのかなあと
想像しております。
これを使う理由は、ただ穴を開けただけですと、
その部分がほつれたり、ぐだぐたになってしまうからです。
このハト目はとても大事です。
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さ、ハト目も出来上がってほぼ完成に近づきました。
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かんざしを穴に差し込んだら、出来上がりです。
いかがだったでしょうか。
わたしは、この作業にすっかりハマってしまいまして、
毎朝出勤するのが楽しみになってしまいました。
しかし、この手の作業につきものの肩こりが。。。
いつまで楽しみにできるのか、楽しみです。
ところで、お気づきかと思いますが、かんざしバレッタはその名の通り、
棒部分はかんざしとしてもお使いいただけます。
2wayタイプでなんだかお得な感じもあります。
一度ぜひお試しください。
おすすめですよ。
かんざしバレッタはこちら。

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*近くたくさんアップする予定です。
お楽しみに。
(タマル1号)